サルティは、非営利、非宗教、非政府のボランティア組織です。インドの多くの手工芸
生産者や織工、古典音楽家や大道芸人の生活環境の向上を手助けするために組織されまし
た。こうしたアーティストや生産者の日常の基本的な問題、住居、社会、法律、医療、教
育、そしてマーケティングにかかわるニーズに応え、活動しています。アーティストや生
産者、その友人たちによって、さまざまな出資者たちのパトロネージュのもと、1989
年の2月6日に正式に設立されました。
その主な目的のひとつは、インドの伝統技術を守り、同時にその本質を失うことのない
技術の進化のための、継続的な手助けをおこなうことです。
生存の問題の解決に長期的に取り組むプログラムの実施を通し、アーティストの共同体
に、さらなる力強さと経済的な活気をもたらし、クリエイティブな才能を育成することは、
彼ら自身のためだけでなくインド国民全体にとっても意義のあることです。 サルティは、
アーティストの居住環境の改善、市場に直接アクセスするための支援、搾取や妨害から守
るための、法的、経済的アドバイス、協同組合や仲介業者との自立した経済交渉のための
商業スキルの育成、健康キャンプや保健教育を通じた、健康保持のための活動、アーティ
ストや生産者、その家族に対するヘルスケア、女性や子どもにプライドと伝統スキルを与
えるための特別プログラムなどをおこなっています。
近代化や進歩に向かうインドにおいて、彼らアーティストの存在は不可欠な役割を担うはずです。
「サルティ( Sarthi )」とは、「御者」を意味します。バガヴァッド・ギータの第6章『マ
ハーバーラト』では、クリシュナをアルジュナの御者としています。クリシュナが道を示
し、導くことによって、アルジュナは行動すると言われています。
「そなたに課題を与えよ。行動することは、行動しないことに勝る。行動しないことは、
平凡な生活の営みすら道すら困難にする。行動の成果は、そなたの案ずるところではない
のだ」
サルティのシンボルマークは、シャスティのアルポナ(発生の場母胎とみなされる、母
なる女神)からとられています。チャクラ(脊椎にある、精神や肉体のエネルギーが宿る
とされている場所)と見ることもできるでしょう。このシンボルマークは、さまざまな文
化活動において使用されています。
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